梅雨明けはまだまだ先かなぁ〜
朝からけっこうな雨降りの休日は、ちょっぴり外出が面倒くさい(笑)
あんまり外を歩きたくないのに、どこかにお出かけはしたい僕。
のんびり映画館で過ごす雨の休日も悪くないよなぁ〜って思う、美容師久保田健太郎です。
朝イチなのに、雨なのに、けっこう混んでいた映画館、桜木町のブルク13で「二ツ星の料理人」を観て来ました。
いったい誰のために料理をしているのか?
一応仕事一筋の天才調理人っぽい主人公(けっこう無理矢理な感じだよ)
自分勝手で我がままでドラック漬けまでなっていたダメ人間が、調理人としてミシュランガイドで三つ星を取るがために奮闘する。
実はけっこうコメディー(笑)だよなぁ〜
冒頭から大半は、とにかく人に当たる、物に当たる、自分勝手な振る舞いをする、そのくせに三ツ星シェフになることだけを目指してジタバタするんだよな。
しかし、そんな我がままな奴が、うまく物事が運ぶ訳がない。
この主人公は実力こそ一応一流なんですよ、なのに、うまくいかないし、うまく行く訳が無い…
いったい何のために料理をするのか?一般のお客様には全く興味がない?
皿は投げるわ、当たり散らすはチームワークは最悪で料理人として最悪なんだ。
感じ取るのは主人公の成長?。
料理人の映画ですが料理がどうのとか、三ツ星シェフになるための一流の技術を極めるとかって話しではないんだよな〜
一匹狼的な主人公が根性と努力?でジタバタするんだけど、どれもうまく事がいかないわけです。
それで悩み苦しむわけですなんですが、スタッフの裏切り(復讐)や師からの形見分けなど様々な紆余曲折を経ることで少しずつ成長。
ミシュランの調査員と思しき客が来た最大のチャンスが巡ってきた時に、自然体で今の現状と向き合いベストを尽くす姿が実にいいんですよ。
結局三つ星を取れたのか取れなかったのか?それは分からないけれど…
最後には今までと違う主人公の姿が映し出されるんです。
一匹オオカミを気取っていた主人公がそれまで決して食べることなかった仲間と「まかない」を食べ、ぎこちないけれどコミニュケーションをとる。
ひとりの調理人がこれから成長していく、きっかけが描かれている
『人と人が力を合わせることで、人は今より良く成長する。』と気付かせるドラマ。
ミシュランの調査員にしか向いていなかった気持ちが、目の前のお客様に向かった!
この成長が一番大切ですね!
久保田 健太郎
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